fromte’s diary

つらつらと日常を。思ったことを。感じたことを。素直に綴る場所。

今日夜8時から福祉ネットワークという番組で自閉症の子どもについて放送していました。
私はそれを30分間見ていました。
自閉症の子どもは突然飛び跳ねたり、大きな声を出したりしてしまうこともあります。
でもそれは、自分を落ち着かせるためであったりするそうです。
手をたたき、ジャンプすることで自分の手が、自分の足がどこにあるか確認して、安心するそうです。
周囲の人と、上手くコミュニケーションがとれないために、様々な行動の意味を理解してもらえなかったり、驚かせてしまったりしてしまうこともあります。
しかし、なにも伝えることができなくても、自閉症の子どもさんは感じ伝えようとして、考えて・・・
伝えられない自分にいらいらしたり、悔しかったりします。
文章にすることでやっとその子の考えていることを理解できたりすることもあります。


私の夢は精神科で働く作業療法士になることです。
初めは、病気になるとつらいから、医療従事者として、患者さんを、苦しんでいる方の痛み、心の痛みがすこしでも和らぐように、してあげれたらいいなと思っていました。
今は、考えることが少し変わってきました。
今、私はうつ病にかかって、学校を休学することにしました。
それは、焦りや、不安を休むということによって軽減し、しっかりと治療に目をむけられるようにです。
今まで、順調に小学校、中学校、高校、大学への入学と進んできて、休学しなければいけないという、そう考えるようになるには時間が必要でした。順調にきたからこそ、いい子でありたいからこそ、四年間で卒業したい、という思いが強かったからです。
精神病というのはなった人にしかわからないこともたくさんあります。わからないことのほうが多いのではないでしょうか。私はなったうつ病の人の気持ちしかわからないでしょうし、自閉症の人にしか自閉症のつらさというものはわからないでしょう。
しかし、そんなわからない、わかってもらえない痛みがあるということに気付けました。
それだけでもかなり大きい私の財産となるでしょう。

今は、つらいときもありますが、そこから得られるものは計り知れないでしょう。

なんで人は生きているの?と疑問に思うこと、生きていることがつらい。
そんな風に考えることもいっぱいあります。
でも、生まれてしまった。
のですから、どうしたら楽しくなるか考える、すきなこと、すきなもの、すきなひと。
考える。
楽しいこと。

幸せなこと。いっぱいあるでしょ?って考える。
あたしは人より不幸だ。
そんな風に考えるときもあります。
でも、それによって得られるものが大きいということを私は学びました。

こんな幸せなことがあるでしょうか。
人の痛みの分かる人。

そんな人になれたらいいです。

病気でもね、障害を持っていてもね、生きてるってすばらしいんだよって。
生きているのがつらいと何度も思った、思う、あたしだからこそ、そう思っている人につたえられること、考えてきていること、今、思うこと。そこで伝わるもの。こんな大切なこと、嬉しいこと、その人が元気になること。ぁぁ、楽しいって思えること。

生きること。

そんなことを、伝えられる人になれたらいいなと思いました。