歌っていたい
働いていたときは、毎日のように歌っていた。
職場の人に、
歌の上手い人
ピアノが弾ける人
歌ってる人
歌声が大きい人(話す時は自信が無いから違う)
認定されるくらい歌っていた。
毎週の「歌の会」の担当は私で、ずっと、弾き語りしながら、利用者さんと歌ったりリズム体操したり。
認知症の方々と毎日毎日。
(もちろん、身体のリハビリもするよ。)
梅雨の時期には
「雨降りお月さん」を歌っていた。
80代、90代の方達は、友達と一緒に歌いながら家まで帰ったりしてたのね。
だから、家族の名前を忘れても、
自分の名前や顔を忘れても、
ハサミの使い方、字の書き方を忘れても、
ふと、メロディが流れてくると、一緒に歌える人が多いのね。
だから、私は毎日毎日、一緒にその人が落ち着けるいろんな活動や、作業を考えて、提供しながら、リハビリの20分の中に季節を感じられる歌を入れ込んでいたの。
作業療法士は、作業を提供しながら、自分が癒されることも多いのよね。
もうすぐ、働いていた老人ホームの夏祭りがあるはず。
ボランティアならできるかなぁ。
夏祭りの時に、浴衣着るとね、みんな喜んでくれるのよね。
「わぁ、綺麗だねー」って。
3秒も覚えていてくれないけど、それでも、また会いたいなぁ。元気かなぁ。
今週の通院の時に先生に聞いてみよう。
免疫抑制剤飲んでるからね。
老人ホームは、まぁ…裏側を知ってる身としては、清潔ではないよね。
離れるとわかる。
私、歌うの好きだし、老人ホームでの仕事が好きなんだなぁ。
精神科でのお仕事も好きだけど、認知症の方が好き。