fromte’s diary

つらつらと日常を。思ったことを。感じたことを。素直に綴る場所。

心底再発は嫌だと思っていた。もう起き上がるのは疲れたと思っていた。

病気になって、一生の持病持ちになって。

 

毎日薬を飲み忘れていないか、身体に異変はないか、副作用は大丈夫か、ヒヤヒヤしながら過ごす毎日。副作用で見た目がどんどん変わり、知り合いに会ってもビックリされる日々。

 

薬が減ってきても、蓄積量が増えてきているから、普通の食事量でもどんどん太っていく私の身体。

 

心底いやだと思っていた。

 

それでも、

・前職は私に合っていなかったんだ

・病気になったのは、いい転機だったんだ

と言い聞かせていた。

 

その通りで、そう思うことももちろんあるし、違う仕事について安定して過ごせることが出来るのであれば、年収が減ってもいいのかもしれないと思えるようになってきた。前職は、新卒でも基本給21万、ボーナス4.6カ月みたいな待遇。40代くらいになると頭打ちしてしまうので、それほど上がらないのですが、まぁ、まぁ。年収500万くらいには確実になる。

 

体に負担のかからない仕事を考えた時に事務職を考えた。

求人を見ても見ても、穴が開くほど見ても、年収はよくて250万。手取り200万あればいいほう。年収、半分以下になるんじゃなかろうか。ボーナスも少ない。

 

転職サイトを見ていると、『あなたの市場価値を高く考えすぎていませんか?』の文字が目に入ってくる。

 

私は無価値な人間なのだろうか。

国家資格を十分に使えない職場では、無価値な人間なのだろうか。

そんなことを考えて、気持ちがふさぎ込んでしまうこともたくさんある。30代の転職。全然甘くない。

 

病気になっても、『さぁ復帰しよう』としたら、再発。

再発して、再度『復帰しよう』と準備していたら副作用が強すぎてドクターストップ。

 

『本当にもう嫌だ』と思って、旅行に行こうとしていたら、当日に再発して入院。

『もうこりごりだ!』と思っていた。

 

・ブログアフィリエイトをやってみようかな

・ウェブライティングの勉強をしてみようかな

マーケティングの勉強をしてみようかな

 

そんな時には、眼圧が高くて文字をろくに読めない、それどころか、目が見えなさ過ぎて料理すら怖くて包丁を持てない。もやしや、キャベツを手でちぎって料理していたよね。

 

運転も出来ないから外にも出れない、ご飯もつくれない。支援が必要な状態だった。一度目の入院の時なんて、車いすで移動しないと歩けなくなってたしね。二度目は、副作用で歩けなくなって、言葉も発せれなくなったしね。

 

 

それでも、何か仕事をしたいと思って、なんとか前を向いてきたのだけれども、心が折れてたみたい。

 

家から近い運送系の会社に履歴書を送るために、職業訓練の先生に添削してもらった。〇〇大学なら、『なんてこの方は退職してウチに応募してきたのかな』と興味は持ってくださると思う、と。

職業訓練では簿記3級を取得できるカリキュラムなのですが、その先生は『簿記2級まで勉強して11月に受けてみたら?あなたの学力なら、頑張れば受かるかもしれないわ?』と。『履歴書にも簿記3級取得予定、簿記2級受験予定』と書いたら?と。

 

思いっきり、両方のほっぺをひっぱたかれたような気持ちになった。

病気になって、もちろん悔しい思いはするし、落ち込むことも、茫然として何も手につかなくなることもある。それでも、前を向いて進もうとしている自分をほめてもいいんじゃないかと。『私なんか』と思わずに、『雇ったら得がありますよ!』という人材と思ってもらえるところまで、とことん勉強して、正社員がダメなら派遣で経験を積んでぎゃふんと言わせてやったらいいんじゃないかと。

 

治療は続いているし、いまだに副作用には悩まされていて、8割9割再発するでしょうって言われているから、きっとまた入院する。子どもを作りたいなんて思えたもんじゃない。

 

それでも、職業訓練の先生は『あなたが本当にこの仕事をやりたい。と思えるなら応募してみたらいいんじゃない?』と。

 

・病気を盾にしていた自分や

・今まで頑張ってきた自分を否定していた自分

に気付けた。

 

ほんとうに、心も身体もボロボロだし、友だちからはぎょっとする目で見られる。ほとほと疲れたけれども、まだやりたいことある。生きるのにも疲れたと思うこともあるけれども、会いたい友だちもたくさんいる。

 

死んじゃったら楽かな

なんて思うことも、最近はあるのだけれども、それでも『生きてるって楽しいな』と思うこともある。前職で忙殺されて、医療福祉の現場でボロボロになっていた時よりは、余裕をもって生きていられていると思う。

 

 

お金はないけれども(笑)

 

もう少し、のんびりとした、自分の人生を送るのもいいのかなと最近は思えることが増えてきた。少し生き急いでしまう癖があるから、のんびりやってもいいのかなって。

 

ダイエットを頑張ってもすぐに太ってしまうので、『もうかわいい服着れないのか』『おしゃれしても、お化粧してもパッとしない…』と自分の顔や身体に嫌気がさすこともあるけれども、もう少し生きてみようと思う。

 

生きるのは楽しい。

出来ないことに目を向けるのではなく、のんびり過ごす、自分のやりたい人生を送ることに重きを置いて過ごそう。

 

再発して絶望して、退職して絶望して、副作用に絶望して、就活で絶望している私に言いたい。

 

生きていることは楽しい。

苦しいこともあるけれども、自分らしく自分のやりたいことを叶える人生をのんびり送ってみたら?

のんびり屋さんの私へ。